言葉が持つイメージ(前提)を共有しよう2020年6月29日2020年7月4日 共通言語を持とう こんにちは。「ほ。」です。今回のテーマは「共通言語を持とう」です。みなさんは以下の言葉から、何をイメージしますか?「おばあちゃん家の裏の田んぼが大きくて、いつもそこから夕陽を眺めていました。」 田んぼの夕陽ってどんな? こんな感じです。加工してないですよ!笑素敵な夕陽でしょ?みなさんはどのようなイメージをしましたか?だいぶ違いましたか?僕は、違ったイメージをあえて出しました!同じイメージだった方はごめんなさい。 「ソース持ってきて」 みなさんが普段使っている言葉や会話のやり取りは、前提として「イメージが共有できている」ことになっているんですね。例えば、「ソースを持ってきて」と家の誰かが頼んだ時を想像してください。Aさんの家庭「(中濃)ソースを持ってきて」「はい、どうぞ」「ありがとう」Bさんの家庭「(お好み焼き)ソースを持ってきて」「はい、どうぞ」「ありがとう」Cさんの家庭「醤油を持ってきて」「はい、どうぞ」「ありがとう」 これ以外のパターンも当然あるでしょう。どれも正解です。なぜなら頼んだものを持ってきて「ありがとう」になったのだから。それぞれの家庭で「ソースのイメージ」が共有できていれば、なんの問題も起きないことなんです。でも、Aさんの家庭で、Cさんのように醤油を持って行ったら?残念な展開になるでしょうねえ。 文化の違いは国の違いにあらず 単純に文化背景が同じ場合は、大概イメージ共有できると思います。そうでなければ、誤解が多くなることでしょう。ここで言う「文化」とは、「複数人の習慣」と捉えて良いです。そうです。国レベルなんて大きな話ではなく、お隣さんの家庭とも「文化」が違うのです。 一方で、僕たちは言葉を使って考えたり、会話をすることがほとんどです。現状は、勝手の悪い、この乗り物を使わなければならないんですね。だからこそ、一手間かける。が大切です。さて、この粗悪な乗り物。もうひとつ、気にしなければならないことがあるんです。 あなたは「遊び」でも、相手は「本気」の謎 あなたが一生懸命言葉を選んだとしても、ドアの向こう側にいる相手には、その背景が見えません。だから必要に応じてドアの手前の苦悩も伝えることも大切です。場合によって、相手はズバッと斬られた感覚になりますからね。。。もちろん「言い訳」にならないように、言葉の順番を考える必要はあるでしょう。 まとめ 仕事の話でもそうじゃなくても、自分が使っている言葉の背景や前提を相手に説明する、ことはかなり重要です。しかも、一度伝えても共有できないことが多いと思います。だからこそ、この前提理解に時間を使う。言葉を重ねながら、理解のグラデーションをより美しくする。そして共通言語を育てる、ことがとても大切です。 この話は、「顧客理解を育てること」、「何を伝えたいのかを考える」、「専門用語は使わない」、「当たり前、とは?」ということに繋がってきます。ここら辺の話は、後日お伝えしますね。 やってみよう 背景や前提を共有する(共通言語を持つ)ことに時間をかけよう。 hibi.to gate 「はたらく」をめぐらせる 「自分で考える、創る、はたらく、暮らす」ためのサポートをしています。詳しくはこちら。